外国為替取引リスクの種類
外国為替取引のリスク
FXなどで外国為替取引を行う際にとても重要な、外国為替取引のリスクにはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、外国為替取引のリスクの種類について見てみましょう。
為替レートの変動リスク
1ドル=100円のときに1万ドルを購入したとします。ドルと円の為替レートが変動し1ドル=90円になってしまった場合には、10万円の損をすることになります。為替レートの変動リスクとはこのように、為替レートが変動することによるリスクのことを指します。
信用リスク
信用リスクとは、取引している相手先の企業が倒産等で為替取引ができなくなることによって発生するリスクです。クレジットリスクとも呼ばれています。A銀行がB社と3ヶ月先物の為替予約をします。A銀行はドルを購入し、B社はドルを売ります。
例えば、100万ドル、為替レートが1ドル=100.50円。A銀行は、B社と為替予約をするとすぐに、市場でカバー取引をします。A銀行は100万ドルを売って円を購入します。1億500万円です。しかし、B社が倒産し、A銀行は為替予約を実行できなくなってしまいました。
そこで、A銀行は、市場から先物の100万ドルを購入。ポジションをスクウェアにします。このときのドルの1ドルの為替レートが、例えば、1ドル=101円だとすると100満ドルを購入するのに1億1000万円になり、結果として500万円の差損が出ます。これが信用取引のリスクといいます。
FXの場合は国の通貨が相手なので、信用リスクは関係ないという人もいるかもしれませんが、FXの取り扱い業者が倒産した場合はどうでしょう。証拠金は保全されているとしても、一時的に取引はできなくなります。これも立派な信用リスクです。
デリバリーリスク
為替予約の決済日に取引相手が倒産した場合のリスクです。
流動性リスク
市場の取引量が少ない通貨の為替ポジションをもったときに、反対取引できない状態のリスクを指します。
カントリーリスク
取引相手の国が、何か突発的な事情などにより、為替取引ができなくなってしまうリスクです。政変や資本の流出入の制限や規制の場合がこれにあたります。
これらのリスクのほかにも、リーガルリスク、オペレーションリスクなどがあります。FXなど外国為替取引を始める際には、リスクを考慮した上で、取引するようにしましょう。