外貨預金のリスク
外貨預金のリスクとは
外貨預金では日本の銀行へ日本円で預金や定期預金するよりも金利の高い外貨を預金することで、高い金利が得られます。しかも場合によっては、為替差益を得れる可能性があります。日本円による投資だけでなく、金融資産を分散することによるリスクヘッジになるなど、一般投資家を中心として大変人気のある投資商品となっています。
しかしながら、為替レートの変動は、時には為替差益を生み出しますが、逆に為替差損のリスクもあるということを忘れてはなりません。FXなどの為替取引をする場合にはこのリスクの損益分岐点を把握することが重要となります。
例えば、元金100万円を6ヶ月の米ドル預金をした場合の外貨預金の損益分岐点は、米ドルの年利5%、円が1%、米ドル/円の直物100.00、6ヶ月の先物スワップが4.00とします。100万円を円預金(金利年1%により)すれば、6ヵ月後、100万5千円です。
ドル預金が、この100万5千円以上の金額になれば、ドル預金をしてよかったことになり、逆にこの金額を下回った場合、円預金の方がよかったことになります。この米ドルを6ヶ月間運用した場合、受け取り金利を合わせて、1万250ドルになりますが、これを円に変えた場合、100万5千円になるレートは約98.05です。
つまり、6ヵ月後の米ドル/円の為替レートが、98.05以上であるかどうかが損益分岐点となるのです。米ドル/円の直物レートがこの損益分岐点より高ければ利益が発生しますし、低ければ損失が発生するということになります。
外貨預金の損益分岐点を試算したら次には、6ヶ月満期までの間に先物レートのヘッジをかけます。先物レートが変るのは、直物レートが変化するとき金利差が変化するときです。米ドル/円の先物レートが損益分岐点を上回るのは「米ドル/円のレートが米ドル高になる」「米ドル金利が下がる」「円金利が上がる」という状況のときです。
このような状況で損益分岐点を上回ったら、先物レートのヘッジをかけて利益を確定させます。これにより為替リスクを回避することができるのです。但し、今回の計算には、為替手数料を考慮していませんので、実際の試算の場合には、取引業者への為替手数料を考慮して損益を計算してみてください。